知っておきたいイヤイヤ原因

どんな時にイヤイヤになる? その1 〜知っておくと減らせるイヤイヤ〜

2歳、3歳の子どもはどんな時に「いや!」となりやすいでしょうか。
それを知っておくだけでイヤイヤ回数はぐっと減り、毎日の生活がぐっと楽になります。

状況の違い、保護者による対応の違いでイヤイヤになることも少なくありません。
保護者間で情報共有しておくことも大事です。

楽しい時間を終わらせないといけない時

夢中になっている子どもの遊びを中断する際にイヤイヤになる可能性は大です。
例えば、中断する際「また後で」とだけ言われても、それがどれくらい先なのか想像できずに今続けたくなることも。
直近の予定を具体的に、楽しげにお話すると良いでしょう。

「もうお昼のご飯の時間だからお片付けしよう。ご飯を食べたあとでまた遊ぼうね。
お腹がすくと元気がなくなるもんね。お昼からも元気に遊べるようにご飯を食べよう。
今日はおいしいお魚だよ。覚えているかな? 日曜日にXXちゃんと一緒に買ったお魚だよ。」 等です。
楽しみや共有体験も交えて丁寧に、いったん終わらないといけない理由、
次はいつ再開できるのかを具体的に伝えましょう。

そして、どれだけグズっても最終的に従ってくれた時には
「ありがとうね。じゃあ帰ろうね。XXちゃんが聞いてくれて、お母さんとても助かるよ。」
と喜ぶ様子を見せて上げてください。
「こうすれば良かったのか。」「こうすればお母さんが喜んでくれる」と子どもの成功体験となります。

やりたいことが上手にできない時

ブロックが上手に積めない等、頭で思い描いたイメージ通りに上手くできない時、
癇癪を起こしイヤイヤ〜となってしまいます。

他にも、着替え、食事、排泄等、頭では分かっていて自分でやりたいけど
まだ上手にできないことに対して起こりやすいです。

うまくできないことにイヤイヤになっている子どもに対しては、
子どもの自主性を大事にしながら、さりげないサポートで助けて上げてください。

助けているといつまでもできないのでは…と心配になるかもしれませんが、
泣き出すまでの間の試行錯誤はきちんと経験として積み重なっています。
経験に加え、思考能力、身体能力も日々成長していますので、ある時ふとできるようになります。

欲しいという要求が通らない時

買って欲しい。友達の使っているおもちゃが欲しい。
お腹がすいた。喉が渇いた。疲れた。眠りたい。甘えたい。抱っこして欲しいが叶えられない時。

一言で「ダメ」と断らずに、要望に応えられない理由をきちんと伝えて上げてください。
「このお菓子おいしそうだね。お母さんも食べたいなぁ。でも、食べるのはお金を払った後だよ。お金を払う前はXXちゃんのものじゃないんだよ。」 等です。

ただし、本能に近い要求の場合はなるべく叶えてあげましょう。
貯めておける量の少ない子どもの体では、水分補給や食事間隔、体力・気力の消耗には要注意です。
また、その場合は次の「気持ちを上手に表現できない」状態も併発している場合が少なくありません。

» どんな時にイヤイヤになる? その2

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